日常の疑問など

 そういえばしばらく前に二つ回答させていただいていた。例によってこちらに転載しておくことにする。

 「プレ・はてな」または「逆・はてな」を募集します!
 あらたまって「はてな」で質問するほどではないが、いつかは聞いて
みたかったことを、つぎのように(ザックバランに)書いてください。
 
 Q1=ちょっと知りたい(いつもふしぎ) → へぇー。
 Q2=ヘンだな(ホントかな) → やっぱり。
 Q3=どーして?(なんでだろう) → なーんだ。
 
 この設問は、回答者が質問者に“逆質問”する試みです。
 質問者は、知らない問題についても、なるべく率直に反応しますので、
参考にしてください。とくに今回は、ビギナーを歓迎します。
 
 一人3問まで。72時間後に〆切、補足コメントはいわしに追記。
 配点ルールは、下記に準拠します。
http://www.hatena.ne.jp/iwashi?mode=treedetail&thread=7445

  • それに対する回答(10/5)

 なぜ、ひとは右ききさんの方が圧倒的に多いのでしょう? わたしのつたない自然科学の知識の範囲では、すべて対象になっているのがキレイな気がするのですが、利き手以外にも非対称なものっていっぱいありますよね(生物の使うアミノ酸の鏡面異性体とか・・・)。
 URLはちなみに利き目。目にもあるんですね。

 最近、自分の日記で書いたり、トラックバックをいただいたりしたのですが、人はなぜ夢を見るのでしょう? 何かの働きがあるとはよく聞きますが、ホントなのでしょうか。
また、何か働きがあるとして、夢以外でそれに似た働きをすることってないのでしょうか?

 本は、なぜあのような形になったのでしょう?
 昔は巻物とかいろいろあったのは知っていますが、他に形状はありえないのでしょうか?

  • 回答にいただいたコメント(10/6)

1=わたしは、ウィンクするときには、左目をつぶります。
 どうしても右目をつぶるには、唇をひん曲げないとできません。
 あなたの、自然科学の知識によれば、心臓も真中にあるべきですね。
 
 小学生から写真機に親しんで、数年間カメラマンの経験があります。
 プロのカメラマンは、かならず両目を開きます。右目はファインダー、
 左目で見えるものすべてを観察しているのです。
 
 「右手と左手」という命題は、さきの「19.回答者:koro56 さん」の
 ところでも提示しましたが、「右手か左手か」については下記の日記
 で、長々と論じています。おひまなら目を通してください。
 
 “主客転倒/モーツァルトの左手 /幻の《弦楽技法》/一件落着”他。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%B1%A6%BC%EA
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%BA%B8%BC%EA


2=exhum さんの日記で、ふたりの青年の「夢に関する対話」のような
 やりとりを読み、とても共感しました*1。自分にとって好ましい記憶と
 好ましくない記憶が、自由な「夢の研究」を妨げないよう祈ります。
 
 わたしの大切な記憶(獅子原さんから聞いた、浅井さんの夢)より。
「獅子原さん、ゆうべは失礼」「あら、何でしたっけ?」
「せっかく夢で会ったのに、あいさつしなかったもんでね」
 
3=わたしは、第一に音楽、第二に絵画、第三に文字を愛しています。
 書物の形状では、第一に事典、第二に冊子、第三に文庫本です。
 とくに最後のものは、寝そべって読める点で、最高傑作なのです。

 大学ノートに書いた自伝初稿を、はじめて見せたとき、彼は想像以上
の辛抱強さで、最後まで黙読してくれた。
 三十数年後に自伝《虚々日々》を完成(ある感慨をこめて)電話した。
 
「この作品は、自伝資料として最初だが、印刷物としては最後のものだ」
 このときわたしは、十才のころから数えて五十年におよぶ編集技術が、
過去のものになったことを惜しんでいたのである。
 
 わたしが目ざしたものは、一冊を手にとって、パラパラと頁をめくり
ながら、全体の構成が把握できるような編集技術である。
(そのページ数は、原則として4×4の倍数であることが望ましい)
 
 もともとインターネットのホームページは「ページの概念がない」と
いわれるように、その印刷設定には制約と限界がある。そもそも印刷を
想定していない、というべきであろう。

http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20040322
── 《抜刷解題 20040322 与太郎文庫》(要約抄記)

中学時代の英語の成績が5段階評価で2以下だった方に質問します。

1.英語の他に苦手なものはなんですか?(学校の勉強以外も可)
2.得意なものはなんですか?(学校の勉強以外も可)
3.社会に出てから英語ができるようになりましたか?

わたしの場合、
1.古文、漢文、音楽、体育です
2.現代文、絵画、料理
3.まったくできません
です。

質問の目的は
1.やる気の出し方を知りたい(勉強を始めても5分以上集中力がもちません)
2.得意不得意の相関を知りたい
3.不得意なことはあきらめて得意なことに集中したほうがいいか判断する材料が欲しい
です。

仕事や日常生活で英語が必要な場面は特にありませんが、英語ができないことで将来の可能性を狭めているような気がして気になっています。
できれば一年以内に英検3級合格レベルまで行きたいので、できるようになった方は週何時間程度勉強したか、どのような勉強方法をとったかも教えていただけるとありがたいと思います。

数多く回答をいただきたいのでポイントはあまり差し上げられませんがよろしければお答えください。

  • それに対する回答(10/7)

 中学時代
1.五教科のうち2.に挙げたもの以外全て、美術、宗教(仏教校でした、道徳にあたる教科です)
2.現代国語、化学、音楽(学校にはないけど料理)


 お分かりの通り典型的な落ちこぼれです


 高校時代
1.社会全部、古典、漢文、宗教
2.数学、理科全般、現代文、音楽、(お料理)


 高校二年くらいから理系が急にできるようになりました。よくあるタイプの理系になりました


3.(社会に出ているとは言い難いですが)理学部卒業後、文学部に入りなおし、現在は院の英語で文学を読むのを専門とする研究室に在籍しています。一般の方々よりは英語はできるとは思いますが、いまだに苦手意識は抜けませんし、恐らくこの手の研究室の院生(学部生まで含めても・・・)では飛びぬけて一番英語はできません。


 頭にカビが生えているのじゃないかと思うほど英語はできませんでした。接続詞や関係詞を知らないので、一文中に動詞が二つあるように見えたりとか・・・
 受験直前に見かねた高校の先生が、最低限この程度の単語ぐらいは覚えておけと、URLにあげた単語帳を渡されました。ちょっと馬鹿にしてるんじゃないかと思うくらいの基本単語が書いてあったりしますが、そういうのを知らないので文意が取れなかったというのもあります。


 曲がりなりにもできるようになった道筋としては、
1.最低限の文法(ひとつの主語に対しひとつの動詞、とか)と最低限の単語(人称代名詞とか接続詞とか)を覚える


 塾の講師などをしていて英語が苦手な生徒の中には、単語を覚えるのが苦手という人がいます。単語を覚えるためには、単語自体の前にスペルと発音の関係をマスターしておくとよいでしょう。カタカナ発音でもこの際かまいません。この発音ではこの綴りかこの綴りしかありえない、この綴りにはこの発音しかありえない、くらいわかるようになると単語が覚えやすくなります(英語はもちろんforecastleなど例外はいくらでもありますが、この段階では考えないでください)。それと繰り返し発音しながら手で書いて覚えること。


2.これで1.の段階を終えれば、とりあえず文を見てもどれが主語でどれが動詞なんだかさっぱり分からないということがなくなるかと思います。こうなれば辞書を引き引きでも、自分で文が読めるようになると思いますので、簡単でかつ長い文をひたすら読み続けるとよいと思います。単語力もこの段階で覚えようとしなくても勝手にある程度はつきますし、英語の呼吸のようなものが多少は分かるようになるかと思います。


 辞書はわたしは高校時代にはジーニアス(1.の段階だと詳しすぎるかもしれません)、英語で小説を読むようになってからはランダムハウスを中心に使っています。


 ちなみに英検三級であれば、1.の段階だけでクリアできるかと思います。初学者用の適切な参考書と会話の教材を使って、早ければ一日2時間程度で3ヶ月といったところでしょうか。

  • 回答にいただいたコメント(10/7)

 あまり最初から手を広げすぎないほうがいいみたいですね。ご紹介いただいた本、読んでみますね。
 ありがとうございました

*1:10/4の日記から始まる、tetsu23さんとのやりとりなどを指しておられると思います。トラックバックで記事のつながりを作っておくと、こんなふうに事後に参照する形の時に便利ですね