2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

再びの祈り

みんなが幸せでいて欲しい。どうか、わたしと関わりをもってしまった人たちだけでも、せめて幸せであって欲しい。そのためにわたしは一生不幸であってもいい、だからどうか、わたしを知ったことのある人たちだけでも、幸せであってくれたらいいと思う。それ…

ヒコーキが空に刺さっていた日

同時多発テロが起こった日、わたしは実家にいて何をするでもなく居間でお茶を飲んでいた。たまたまその数日前からキャッチ=22という戦争小説を読んでいた。親がつけっぱなしにしていたTVに、何が起こっているのかまだ飲み込めていない突然たたき起こされたと…

祈り

もう幸せなんていうものはこの世にないのかもしれない。けれどみなに幸せであって欲しいと思う。せめてこの世でたまたまわたしに関わりをもってしまった人たちだけでも、たとえわたしを憎んでいる人でも、わたしにひどいことをした人たちでも、たまたま同じ…

喉が渇いた時には

トマトジュースが大好きだ。別に冷えてなくてもいい。多少ぬるくたってかまわない。氷は入れないで欲しい。どろっとした、粘り気のある、水面につぶつぶが見えるようなやつがいい。ふた夏ほど前から流行っているサラサラしたトマトジュースはいやだ。ビンや…

電話

取り立てて用事もないのに用事もない相手に用事を作って電話をし用事もないのに二時間余り話す。近年まれに見る長電話になる。電話された方はたまらないだろう。やはり自己抑制の仮面が保てない時は人と接してはならないと思う。情けないことにわたしは弱い…

食事

以前からとてもお世話になっているご夫妻に夕食をご馳走になる。仕事をしなくなってからというもの、長らく縁がなかったような高価な食事となった。オークラの最上階のレストランに連れて行かれ、フレンチのコースにモンラッシュ他のワインを飲む。だが、必…

ふたたびの自己診断

ガラス水槽のような世界にひびが入り、水が漏れ出している。そろそろ終わりという実感がある。今こそ、絶対にしないことをしてみようとも思う。そう思うのも弱さの一つの現われなのかもしれない。不恰好であれ、なんとかかぶっていなくてはいけない仮面を、…

結婚式

月のはじめに結婚式があった。大学に入ったばかりの頃、所属していたサークルの同級生で、器量が良くない上に性格も悪かったので自分は嫌っていたが、なぜかサークルではそれほど嫌われてもおらず、仲のそれほど悪くはなかった自分と同じくらいに性格の悪い…

冬瓜の夢

ひどい夢を定期的に見る。血なまぐさいものは少ない。いや、それどころか、平凡でさえあるかもしれない。おそらく内容を誰かに伝えたところで、ありふれた普通の光景じゃないかと言われるだろう。だが、それは本人にとってはとてもひどい夢なのだ。おそらく…

舌と筆の劣化

書くにせよ話すにせよ言葉が見つからなくなることがある。こういうこと、というもやのようなものは確かにあるのだが、それが言葉に結びつかない。本来語彙の多い方でもなければ文の得意な方でもないのでそうした能力が単に劣化しただけかもしれないとも思う…

最近の状況

だいたい二日か三日に一日ほど、とてもひどい日がある。それ以外はおおむね小康状態と言ってもよい。もともと大波・小波はある方だったがそれが特に顕著になっているようだ。仮面をかぶることがしんどいというのは以前からあったが、このところ本当にひどい…

自己診断:(こうしたものを自分自身で判断するほど危険なことはないわけですが)