2005-01-01から1年間の記事一覧
なるべく小さな言葉を書こうと思う。鉛筆を支える、人より短い三本の指でつまめるくらいのことを書こうと思う。わたし自身にしか分からないことになってもよい。誰からも興味をもたれないくらいでいいと思う。わたしも誰にも興味がないのだから。顔を知って…
感情の序列について。何かを言おうとすること。は、ときどき作業になってしまう。形を整えるにしても、無理やり押し付けるにしても。
ブックマークにフォルダ機能が無いかと思い小一時間探すが見つからない。他の方のを拝見した時には、それらしきものを見た気がするのだが分からない。仕方ないのでタグで代用。 実はわたしがブックマークをしているのは、たいてい自分が考えていること(すな…
大体常時何か音楽を流している。聞きなれた古いCDであることが多い。コンポが壊れてからというもの、PCのチャチなスピーカーを使う機会が増えたようだ。かつてほど、大音量でかけることはなくなった。むしろ静かな部類だろう。隣室に親子が越してきてからの…
近頃いわゆる夢日記ばかりを書いている。それがどういうことなのか、わたしにはよく分からない。いやな夢をよく見るのは確かだ。わたしにはそういう時期がある。だが、そのいつもいつも、見たものを書こうと思うわけではない。ただ今回は、書かなくてはなら…
穏やかに右手に力を込めると首はあっけなく砕けてしまった。わたしは猫を殺した。柔らかな頭蓋を損なわぬよう、ただ頚骨だけが挫かれるよう、精密に動かした手の中の感触が指の砂粒に残っていた。音はしなかった。乾いた落雁を潰した手触りに似ていた。 また…
コメントに代えて: 記事にいただいたコメントにお返事を打とうとしたのですが、どうも長く、またまとまらないものになってしまったので、こちらに書きました。 たぶんわたしはもともと酔うこと自体は好きじゃないのでしょう。飲んで話したり騒いだりは嫌い…
前期打ち上げの飲み会。ひと月ほどアルコールを口にしていなかったせいか、量の割に酔っ払う。それまでしばらく禁酒していた。禁酒なんてものでもないが、ひとりでは飲まない、食事代わりに酒を飲まない、明るいうちからなるべく飲まない、そんなふうに生活…
金曜日は街に出た。ポストカードと紅茶を買った。薄紫の光景につぶれたパステルのピエロが踊る。お手玉は折り紙の形でピエロの空を取り巻いている。薄紫のやさしい絵。脆くなったわたしの目には雨の夕方に映ってしまう。そんな買い物をした。 Zappa le Clown…
ここ数日アンテナの挙動がおかしい。まるで自分の調子の悪さが感染しているようだ。その上異常に重たくてアンテナ自体に行けなかったり、あるいはアンテナを見ることはできても、登録してあるサイトへ飛べなかったりする。DDoSでもされてるんじゃなかろうか…
どこで読んだのか、何で知ったのかも思い出せない。原文も覚えていない。確かポオ(Edger Allan Poe)の言葉だったと思うが間違っているかもしれない。「この世で、この世界で最も美しいのは、若く美しい少女が死ぬことである」こんな言葉だった。ポオで間違…
何かを書くのが最近辛い。何とかゴールにたどり着けたものも、たいていは無理やり、力ずくでこぎつけたようなものばかりである。そしてそのゴールの半分くらいは、本当はただの休憩所で終着点ではない。わたしが語ろうとしていること、語ることで作り上げよ…
7/8「わたしについて」の続き 何かを語るとき、わたしはいつも歪んだ自分自身の像を突きつけられている。語るということは、それ自体がその語り手の姿を規定する。語り手が、語られることを決めているのではない。語りがその語り手を作るのである。 前回の記…
邪魔なので移動します。 # みんなのプロフィール 『ブログ開設おめでとうございます!アクセス数を上げるために当コミュニティサイトに登録しませんか? http://profile.zmapple.com/cgi-bin/profile.cgi より多くのひとに貴方のブログを見てもらえます。参加…
だらだらと長い夢を見た。寝たのが十時過ぎ、目覚めたのが零時をやや越えたくらいなので、ちょうど二時間ほど睡眠を取ったことになる。最近のわたしの睡眠時間はだいたい一日二時間から四時間である。 幽霊の出てくる夢、細部が妙に子供っぽい、設定は幼稚と…
その中でわたしを選んだ理由 Iとの相違、及びIでも結局同じであること 離人感 着替え、本体論の無意味さ 所属の問題とアイデンティティ
去年買ったジーンズはところどころに石灰色の光線が未発達の葉脈のごとく入っているが、全体としては濃い紺色を保っている。ジャンバーは年代物で地色はまだら、崩れた型と固まった折り目の取り返しはもうつかない。濁った天気に似た薄クリームのTシャツの…
この頃何かを語ろうとして、数行書き始めるものの、結局まとまった文章にはできず、途中でやめてしまうことが多い。わたしの中には言葉になりたがっているものが確かにあるのに、語も文字も指につかずに消えていく。何が足りないのだろうか、どこを間違えた…
大雨が数日続いている。そんな天気はやさしいと思う。積極的に外に出ようとしなくても許せそうになる。この月曜日の朝に。果物を食べながら、雨の降らない梅雨の日々を心配していた女の子のことを思い出す。京都は六月、ほとんど雨が無かった。お風呂に入る…
昨日のスポーツ紙にこんな記事が載っていた。手元に現物が無いのでうろ覚えで書いているから細部は違うかもしれない。阪神、金本選手がその記者とともに焼肉を食べに行った折のこと、金本はまだ初めの一皿も食べ終えぬうちに腹をさすり、満足の表情を浮かべ…
昨日からブックマークを使っている。実は昨年末から今年の五月(四月だっけ?)くらいまでここを離れていた。離れていたというのは、例えば他のところで日記をつけたりしていたとか言うのではなくて、はてなだけでなくその他のネット活動も含めて全てから身…
いまさらだけれどブックマークを導入してみた。6/29日「身勝手の覚悟」などで触れたが、日ごろの巡回先にせよたまたま訪れたところにせよ、何か反応してみたい記事にめぐり合うということがある。そんな時すぐに何かを書ければそれでよいのだが、わたしは自…
これ、まさか素じゃないよね・・・。いや、トラバくださったIさんが大ウケしているのが目に浮かびますが、たぶん信じがたいけど素なんだよな、これ。とりあえずマジレスしておこう。
6/28付けの一連のコメント等に関して。 今回のことでご迷惑をおかけした方々、ご不快な思いをさせてしまった方々、またご心配いただいている方々、本当に申し訳ありませんでした。 ひとつだけ立場を述べさせていただきます。 コメントやトラックバックをくだ…
これも義理というわけではないが、何となく済まなく思っていること。 しばしば拝読させていただいている日記や、いや、たまたまなにかの偶然で訪れたようなところにせよ、記事を見て、何か言わなければならない、何か伝えなければならないと思うことがある。…
義理を欠いてばかりいる。義理と言うと言葉が違ってしまうが、わたしの行動規範(モラル・主義、他)として、こういう場合(時、事件、できごと)にはこうしなければならない、と自分で思っていることができてない。それを義理のように感じているのはたぶん…
(十分ほど立ち話した後) 欧米人(♂):日本語お上手ですね
(先生と入れ替わり教室を出ようとしました) 講師(♂):きみはどこから来たのか、そしてどこへ行くのだろうか。
語り始めた物語には必ず結末をつけなければならない。わたしはそう思っている。職業作家であれば、それは当然の義務であろうし、そうでないわたしにとっても、自分が物語を始めざるをえなかったことへの義務であると思っている。くだらない意地なのかもしれ…
(学会にて) 先輩A(♀):***くん、スーツすごくよく似合うね 先輩B(♀):うん、気持ち悪いくらい。ホストみたい