ふたたびの自己診断

 ガラス水槽のような世界にひびが入り、水が漏れ出している。そろそろ終わりという実感がある。今こそ、絶対にしないことをしてみようとも思う。そう思うのも弱さの一つの現われなのかもしれない。不恰好であれ、なんとかかぶっていなくてはいけない仮面を、維持していけるだけの強さが失われようとしているのであれば、もはや自分は生きていてはいけない。その最後の狂騒が願わくば自分のかろうじての意志のもとにあることを切に望む。