おわびの一文

 はてなダイアリを借りてから一週間ほどが過ぎた。初日に書いたように、もともと作ろうとしていたサイトの日記コンテンツ用に借りた。毎日サイトを更新していたのではたまらないので、日々の更新はこちらにし、手のあいたときにまとめて本サイトに移す心づもりである。
 いつからとは決めていなかったが、もともとそうしたサイトを作ろうかとはかなり以前から思っていた。一方で、たぶん実行には移さないだろうとも思っていた。それにもかかわらず、どういうわけかこのようにサイトを作ってしまっている。不思議なことだ。
 漠然とこのようなサイトを作ろうかと頭に描いていた頃、どうせ公開しないだろうがとも思いながら、そのサイト用のコンテンツとして日記のようなメモのようなものをつけていた。どうせ公開するところがないのだからと、メールで友達であるのかもしれない人に送ったりしたものもある。迷惑なことだ。
 こうした過去に書いたものも順次こちらに移して行こうかと思う。実際そのいくつかは既にアップしてある。この作業をやっていて気がついたことがある。過去に自分の書いたものを書き写すのはとても大変なことだ。
 そうしたものにはたいていその時見たものや感じたこと、考えたことなどが書いてある。ただ読み返すだけでなく、それをもう一度書き写すのは思ったより大変なのだ。その時の自分の感情や、その時感じていた辛さや、その時沸いて出た恥ずかしさなどといったものが、もう一度自分のなかで生じるのだ。自分の死体を墓から掘り返し、服を着替えさせて、もう一度埋めなおしているようなものだ。これはとてもとても辛い作業だ。
 なので作業はちっとも進まない。自分以外の誰に対して責任があるわけでもないが、この遅延については申し訳なく思う。