屈折光

 過去、わたしが行った回答とそれのトリガーになった質問。回答履歴にある順番どおりに記載している。ほぼ日付順になっているはずであるが、質問者さんがわたしの回答を開いたタイミングや質問を終了されたタイミングによって前後があるのかもしれない。
 元になった質問も併記しなければ何のことやらわからなくなると思うので、今後も含め、必ず元の質問とその質問のある場所へのリンクは貼っておく。引用する以上、その質問者さんのお名前も書いておくべきだろう。だが、このような日記からそうした方々の日記へリンクを貼ったりトラックバックを送ったりするのはご迷惑にしかならないと思うのでお名前(ID)の紹介だけに留める。もしたまたまこれを見た方で、質問者さんに興味を持たれ、そちらの日記に行かれたいという方がいらっしゃるなら、質問場所からリンクをたどって行かれるか、面倒だろうがアドレスを直接打ち込んでいただきたい。「http://d.hatena.ne.jp/***/」の「***」のところに質問者さんのIDを入れていただけばそちらの日記に行けるようである(もちろん、質問者さんが日記を書かれている方であればだが。書かれていても公開されていない方もいらっしゃるようである)。
 はてなのシステム上、必ず回答には何かのURLなり図書へのリンクなりがつけてあったはずである。ダミーのもの以外は特に問題がない限りそれもここに復元する。ただし、リンク先は場合によって多少いじる可能性がある(bk1からアマゾンに変更するなどの程度だが)。

何か、過去のこと、今の時点でそれが物凄く苦しい場合、それを忘れるにはどうしたらいい?
過去のことっていうのは、出来事でも、一定の期間を振り返ってでも、なんでもいいです。

  • それに対する回答(8/4)


質問者さんの意図されたことに回答できてはいませんので、ポイントは結構です。

結論を先に言うと、そんなことはできません。時が解決してくれる、と言うなら別ですが、その時が待てないから忘れたいのですよね。

わたし自身、非常に辛いことがあり、現在でも苦しんでいます。既に二年近くが経ちますが、その程度の時間でどうにかなるものではないようです。忘れることはおろか、苦しみが和らぐことすらまったくありません。
閲覧済み回答の方を先に拝見させていただきました。だいたいはわたしも試したことがあります。少なくともわたしには、どれも効果はありませんでした。人によるとは思いますので、試してみるのももちろん無駄ではないとは思います。
なお、抗鬱剤などの薬品系の手段は試したことはありません。お酒タバコは別ですが。カウンセリングや催眠はわたしには効きませんでしたね。人のタイプや施術者の上手い下手はあると思うので、質問者さんがそれで忘れられるということはありうるかと思います。

他、ざっと見て見当たらなかったこととしては、わたしは山ほど本を買ってきて、疲れ果てて何もできなくなるまでひたすら読みました。マンガとか小説とか一切問わず、一回に40冊以上は買ったでしょうか。喫茶店や河原、もちろん自分の部屋などでもひたすら読み続けました。
もちろん本によるのですが、中にはそれを読んでいる間だけはその本の世界に入り込んで、そうしたことを忘れられるものもありました。URLは、その時に読んだものではないのですが、短すぎず長すぎず、そこそこ読みやすくて入り込める世界がある面白い本、ということで選んでみました。
ただ、本に逃げるにせよ何に逃げるにせよ、ふっと現実に戻った時は地獄ですよ。ひととき忘れていただけに、よけい苦しむと思います。本は必ず読み終わってしまいますし、何に逃げたにせよ、いずれ我に帰る時は来るでしょう。
わたしはそのうちに本も読めなくなってしまいました。お酒も酔えなくなりましたね、少なくとも気分が晴れるという意味では。その他のことにせよ、何に逃げることもできなくなりました。
先に書いたとおり、今でも苦しみはまったくやわらいでいません。ですが、今ではこの苦しみ自体が自分の財産(というと、ちょっと違うかな? なにかそれでお金でも儲けられそうなイメージになってしまいますね。手とか目とか鼻とかのように、自分の一部みたいなものかな?)のようなものと感じています。確かにとてもとても苦しいのですが、自分の身体からは死なない限り逃げられないように、逃げることはできないものではないのでしょうか。
自分がそう思っているというだけなので、質問者さんにオススメは絶対にしませんが、わたしはこのまま苦しみ続けようと思っています。なんとなく、わたしにとっては苦しむことが必要なのではないかという気がしています。

  • 回答にいただいたコメント(8/5)

どうしたらいい? の質問ですので、「どうしようもないよ。」も回答です。しょんぼりしますが、回答としては、ごもっとも、というものかもしれません。

とにかく「泣ける本」を教えてください!
希望としては絵本や児童書のような簡単に読めるもの。死にネタは不可。もしくは死にネタだと明記してください。疲れているときにほろりとくる本でも可です。お願いします。

  • それに対する回答(8/4)


干刈あがた「ウホッホ探検隊」収録の『プラネタリウム』をお薦めします。
空想のお話の中に遊ぶ子供たちと、それを温かい目で見守る母親の物語です。簡単に読めるお話ということでしたので、多少児童書に近い雰囲気のあるものを探してみました。
はげしく心を動かされたり、号泣したりするのとは違いますが、日常の中で強く生きようとする登場人物たちの生活にしんみりとさせられます。
とはいえ、どうもわたしは他の人が泣くのとは違うところで泣いているらしいので、これで質問者さんが泣けるかどうかは断言できません。すみません。

  • 回答にいただいたコメント(8/4)

>他の人が泣くのとは違うところで
よくあることです。じぶんの経験に照らし合わせてへんなところで泣いてしまったりとか。
チェックしてみます。ありがとうございます。

はてな無人島】暑い日々ですね。
あなたは、常夏の島でゆっくりとした休日を過ごしたい、と思っていたら、いつのまにか真夏の無人島へ島流しになってしまいました。
そこには、あなたが大好きな【1冊の本】と、【2つのモノ】があります。
さて、どんな本と、どんなモノが欲しいですか? 【選択理由】も下さい。
(有名な、無人島に行くなら何を持っていく? という質問のbk1はてなバージョンです)

本は、かならず【ISBN】を入力して、その本がすぐに見られるようにして下さい。当方Macです。やたらと長いURLは画面が横に長くなってしまうので、google,bk1,amazonなどの検索結果ではなく、ISBNでお願いします。絶版本に関しては、タイトル、著者、出版社、内容等をお願いします。

無人島には、なぜか生存に必要な最低限度の道具や毛布と、飲み水があり、天然の食料が豊富というご都合主義です。その辺りのサバイバルアイテムは無視して、自給自足しながらこんな本と共に、こんなモノを使って素敵な島生活をしたい、というアイデアを下さい。

仕事が多忙で、開封予定は6日(金)の夜です。ごゆっくりどうぞ。週末が楽しみです。

  • それに対する回答(8/4)


ISBNを入れたらbk1に無いと言われたので、こちらに転記しておきます。

ISBN:4150401330
Catch-22 Joseph Heller
キャッチ=22 ヘラー著 飛田茂雄訳

本と言うのは難しい縛りですね。好きなマンガや小説、詩や新書などの知識本、辞書などいくらでもでてきてしまいます(辞書をただ読むのもまた面白い)。
ですが、その中からひとつだけ選べと言われれば、これしかありません。これより文学的に高尚なものとか、寝転んでリラックスして楽しめるものとか、いくらでもあるでしょう。ですが、この世で一番、わたしにあった面白い本と聞かれれば「キャッチ=22」です。初めて読んだ時、この本となら心中できると思いました。たまたまですが、舞台もピアノーサ島という島です。無人島ではありませんが。次点の「人生使用法」ジョルジュ・ペレックも心中できる本ですが、こちらは人に教えられた本なので今回は次点ですね。自分で見つけた本では「キャッチ=22」が最高です。

欲しいもの二つですか。自分がその生活に耐えられなくなった時、首をくくるためのロープをまず思いついたのですが、生存道具はあるとのことなので、ロープくらいはありそうですね。その人が生きていくための必需品はあるとの解釈でいいなら、タバコもありそうですし(なければわたしはもちません)。
絵が欲しいですね。有名なものである必要はありません。いわゆる前衛絵画は嫌いなのでやめて欲しいです。色づかいの派手なものがいい。そんな生活でも絵が劣化されないような額縁やカバーなどの保存方法つきで。複製品でもかまいません。ぼーっと眺めていれば、いろいろな物語が浮かんでくるでしょうし。
ラジオは・・電波が届いたら無人島ではなくなるので、反則でしょうね。誰の声もこちらには届かないと言うことをかみしめつつ、意味無くラジオのチャンネルを回してガーガーいう音を聞くのもよいですが、すぐに飽きそうです。なら、メガホンかな。プラスチックでできてるやつ。どうせ届かない声なら、自分の声が相手に届かない方がいい。でもまあ、そう考えると普段の日常も無人島に暮らしているようなものかもしれません。
ということで、絵とメガホンにします。メガホンは縦縞柄であればなおよいですね。

  • 回答にいただいたコメント(8/8)

exhumさん、いらっしゃいませ。

参考:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150401349/ref=pd_bxgy_text_2/250-7219549-0409046

自分だけの世界を絵画の上に広げながら、誰にも届かない声を叫びながら、そして、空虚な規律に縛られた物語を読みふけりながら、ただ一人の闘いは続く。
でも、実は現実も孤島生活? 自分と他人は永遠に不一致なものである以上、人はその人だけの世界を生きていく。叫びに気が付いてもらえても、共感してもらえても、全く同じに理解されることはおそらくあり得ない。しかし、生きること自体を放棄してはならないと思っています。
誰のため、だけでなく、自分自身のいのちのために。
そんなことを考えながら島生活するのって、ハードな精神修行になりそうです。

ありがとうございました。
お次の方は Linerさん?

あなたの好きなお酒は何ですか?

飲み好きが高じて、最近自宅用にお酒とカクテル用品を集めはじめました。そこで皆さんに好きなお酒を聞いてみたいと思います。

ここでいうお酒は「カクテル」「リキュール(ブランド指定推奨)」「スピリッツ」に限定させていただきます。(ビール、焼酎、日本酒、泡盛、チューハイ、サワーなどは対象外とします)

そのお酒にまつわる特別なエピソードも交えて回答してもらえると嬉しいです(「こういうシチュエーションで飲んだので思い出深い」「有名なカクテルだけど、この銘柄のリキュールを使ったら新鮮に感じた」などなど、細かくはおまかせします。)

その他、ホームバーに関する情報・思い入れなどお持ちの方は是非色々と教えてください。

宜しくお願いします。

※ちなみに私はモスコミュールが好きで、銅のマグカップとジンジャービアを購入しました。お店によってウィルキンソンを使っていたり、ジンジャーウオッカを使っていたりして比べてみるのが楽しいです。

  • それに対する回答(8/4)


 全て見たわけではありませんが、質問者さんの回答への反応を見るに、草の匂いの強いお酒がお好きな方ではないでしょうか?
 わたしの趣味の中で、そうした方にお薦めできるのは、まずペルノーです。アブサン系統のリキュールで、ギリシャのウゾー、トルコのラキなどもみな兄弟です。水を入れると白濁するのが有名ですが、味はストレートで冷やさずにいただく方がおいしいです。アニスは従兄弟くらいですかね。
URLはこのウゾーの出てくる村上春樹旅行記です。エッセイとしても面白いですよ。
あと、アニスの出てくる小説と言えば、ラウリーの「活火山の下」がありますが、残念ながら現在絶版ですね。


他の系統では、ブラジルのピンガもありますね。匂い、味ともにアブサン系よりはすっきりと辛口です。これのオールドファッションド・カクテルがカイピリーニャになります。
URLは、今ではそこそこ有名なお酒になりましたが、まだ日本では誰もピンガなど知らない時代に書かれた開口健と吉行淳之介の対談「美酒について」です。他にもいろいろなお酒が出てきますよ。


ピンガへの言及は、最近ではこのマンガにもありましたね。

他、似た匂いのあるお酒としては、有名どころではグラッパがあります。わたしのとっておきとしては、中国のマオタイをお薦めします。どれもストレートでまず味わってみてくださいね。干草に噛み付いたような匂いがたまりません。

  • 回答にいただいたコメント(8/4)

草の匂い・・・どうだろ?自覚症状は無いけどそうかもしれませんね。実はアブサン系は殆ど飲んだことない無いです。

ピンガは辛口なんですか?最初カイピリーニャを飲んだときは「甘くて美味しい!」と思ったんですが、そう言われればその時は砂糖が入ってることを知らなかった・・・。


 転載しているうちに、さすがに長くなりすぎてしまったようだ。残りの10件は翌日分の日記に写すことにする。