眠り込む時計

 起きたら午後八時を回っていた。
 ベッドから出て洗面所に向かい顔を洗おうとしたら転んで頭を打った。少しはよくなっただろうか、少なくとも目は覚めた。
 昨晩、木曜からほとんど寝ていなかったのにまったく眠れなかった。何度かベッドに入ったのだが結局寝入ることができずに、そのたび起き出してネットを見たり本を読んだりこの日記を書いたりとしていた。書こうとして、書きあぐねていた20日の分を途中まで書き、また消して書き直しということをしていた。最初に書きかけを登録した(どこかで途中でも登録しておかないと、わたしの古いコンピューターが止まってしまったら書いたものが消えてしまうのだ)夜の11時から、何度も何度も書き直し、外が明るくなっても全体の初めの部分も書ききっていない。こんなやり方をしていては、せっかく導入したRSSモニターにも申し訳ないような気もする。
 明るくなってもまだ眠れない、ずっと寝ていないのだから当然眠気はあるのだが、どうしても眠ることができないでいた。部屋を片付けたり、拭き掃除をしたりとしていた。月に一度は行う本の整理まで始めた。そのまま気がついたら眠ってしまっていた。9時にはまだ起きていたはずだ、とはいえ起きていても寝ていてもあまり変わりはしないだろう。きれいに眠り込んでいた。それまでまったく眠ることもできなかったのに、目覚めたらもう外は暗い。