消えたもの

 いろいろなしがらみが消えていく、と昨日書いた。新年からのこの日々は、いろいろなしがらみが目に見えて消えていった。遠くへ行った人々、連絡のつかなくなった知己たち、人々だけではない、身分証明や履歴書のそれぞれの欄に書けることも減ってしまった。自分と世間とのつながりが実際希薄になっているのだ。世間体やその他の身分も、守るものもなくなった。しがらみがだんだん消えていった。そうか、今さら何も隠しておくこともないよな、と、プロフィールを編集しようとしたが、結局実名を書くのは思いとどまった。まだこんな自分にも、残しておきたいものがあったのだろうか。そしてそれは何かとのつながりなのか、それとも全く別種の何かなのか。


 こんなところに書くのも失礼なのですが、一言だけ、ただいま。いろいろな方々が心配してくださったようで、申し訳ありませんでした。どうもありがとうございました。