2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

期待の遅延、あるいは期待の地平

それで今日はそのフレンチレストランに行くことにした。行くことを考えるのは楽だが、いざとなるとなかなか身体が動かない。準備だけでも大変である。もう一度シャワーを浴び、体を乾かして、服を着替える。これだけで一時間かかる。タバコを吸って休憩し、…

その計画

最初にリハビリとして考えたのは、一日最低10分以上、人間と会話することである。NTTの番号案内やコンピューターのチャット、メール、注文を取りにきた店員とのやりとりなどは反則とする。電話はOKだ。自分がしゃべらなくたっていい。相手の話を聴いているだ…

足をゆっくり上げて

用もないのに出かけることは大変辛い。外に出たくないわけではない。むしろ、どこかに外出して誰かに会いたいという方が本心だろう。誰かが知っている人でなくてもいい。単に街を歩く人々を眺めるだけでもこの際いい。だがそれでも、あるいは「それだけに」…

期待の齟齬

かねてから目をつけていたフレンチレストランに行く。 本に関してもそうなのだが、その分野のものにある段階を越えて親しむと外観だけでその内容の程度がわかる。本であれば、本屋の店先でタイトルや背表紙をざっと眺め、手にとって表紙と裏表紙に目を通し、…

おわびの一文

はてなダイアリを借りてから一週間ほどが過ぎた。初日に書いたように、もともと作ろうとしていたサイトの日記コンテンツ用に借りた。毎日サイトを更新していたのではたまらないので、日々の更新はこちらにし、手のあいたときにまとめて本サイトに移す心づも…

自己分析

こうした本を読んでいて、自分を分析してみたくなるのはなにもわたしだけではあるまい。自分にはどのような傾向があるのか、病気なのかどうか、病気だとしたらどの程度のもので何の病気なのか。もちろん、まともな本であればたいてい書いてあるように、こう…

面白さについて

精神医学の本を読むのが好きだ。いわゆる心理学のお話といった感じのものから、より臨床的なもの、あるいは神経内科的、脳生理学的な見地から書かれたものまで何でも読む。実際に患者に接する医者の立場で書かれたものが特に好みだ。研究者の書いたものも嫌…

書くことについて

なぜこんなものを書いているのだろうか? こんなものとは、この日記のことである。周辺の、サイトに載せているさまざまな他のことも含む。そのサイトの入り口に断り書きしたように、非常に個人的な範囲での理由はある。やむにやまれなさのようなものだ。あま…

巣穴

わたしには帰るところがない。住むところ、寝るところがないという意味ではない。自分が自分の演技をせずにただの自分であることを許せるようなところがないということだ。だから一人が怖い。飼い主をなくしたペットのようなものだ。人と出かけるといつも帰…

グルメマップ

本サイトの方のグルメマップを二日かけて仕上げた。入れ物だけあって中身がなくてもしようがないので、5つに分けたマップのそれぞれに一店舗づつ紹介記事を書いた。 マップを作っていて思ったのだが、日ごとに生活範囲が狭くなっていく。紹介するのは現在の…

雲丹(ウニ。海胆、海栗などとも書く)

八方ふさがりのウニのような髪型をしている。ミソはムラサキウニ(食用ウニの一種、比較的お手ごろな価格のウニ)ほども入っていない。このようなたとえを使うと誤解される方がいそうなので書いておくが、ウニのあれは脳みそではない。魚で言えば真子と白子…

昨晩イヤな夢をみたので寝ないことにした。経験上一度そんな夢をみたら数日続くのだ。内容は毎晩違うのだが。 そんなわけで今は午前6時である。夏休み前最後の授業が十時半からあるので喫茶店で時間を潰すとしても後3時間ほどはなにかをしていなくてはならな…

日記を借りてみる

自分のサイトに日記のようなコンテンツを作ることにした。日記の中身はしばらく以前から書き溜めてはいたが、しかしそれをいざアップしようとするとなかなかに面倒であることに気がついた。数日分一度にレイアウトを切ってコードを書くならまだしも、毎日こ…

詩でも書いてみようかと思った

ふと、詩でも書いてみようかと思った。人間、暇になるとろくなことを考えないものだ。もちろんただ言葉を並べたものではなく、それが詩である以上、厳格なルールをもって書かれなければならない。それでまずルールを作るところから始めた。 自分のことを書い…

猫になりたい

草野マサムネではないが猫になりたいと思う。人に言ったら笑われた。それでも懲りずにいろんな人に何度も言っている。たいてい笑われるか、あるいはもうすでに猫のようだというようなことを言われる。わたしがなりたいのはこんなんじゃない。 でも飼うなら犬…

もの忘れ

頭が悪い上、かなりいいかげんな性格なので忘れ物が多い。どこかに何かを忘れてくることも少なくないが、自分の部屋に何かを忘れて外出してしまうことが一番多い。小学生の頃から治らない。忘れ物の罰で立たされたことは多い。先生もついに立たせるのを断念…

書き割りを描く、積み木を積む

こうしていることに現実感がない、そんな感じを随分以前から感じている。どこかに台本が書かれてあり、見えないところで誰かがキューを出しているような安っぽい書き割りの舞台のような感覚である。程度に差はいろいろあったが、もう五年は昔からそんな感じ…

頭の悪さについて

わたしは頭が悪い。そして愚かである。わたしから見て頭がよいと思える後輩が、自分が馬鹿であることが許せないと言っていた。彼女の目にはいったいどれほど賢い世界が映っているのだろう。わたしには想像もつかない。 私見だが、それぞれの個人にはその個人…