断片

この頃何かを語ろうとして、数行書き始めるものの、結局まとまった文章にはできず、途中でやめてしまうことが多い。わたしの中には言葉になりたがっているものが確かにあるのに、語も文字も指につかずに消えていく。何が足りないのだろうか、どこを間違えた…

天気の話題

大雨が数日続いている。そんな天気はやさしいと思う。積極的に外に出ようとしなくても許せそうになる。この月曜日の朝に。果物を食べながら、雨の降らない梅雨の日々を心配していた女の子のことを思い出す。京都は六月、ほとんど雨が無かった。お風呂に入る…

練習として

昨日のスポーツ紙にこんな記事が載っていた。手元に現物が無いのでうろ覚えで書いているから細部は違うかもしれない。阪神、金本選手がその記者とともに焼肉を食べに行った折のこと、金本はまだ初めの一皿も食べ終えぬうちに腹をさすり、満足の表情を浮かべ…

焼け野原にて

昨日からブックマークを使っている。実は昨年末から今年の五月(四月だっけ?)くらいまでここを離れていた。離れていたというのは、例えば他のところで日記をつけたりしていたとか言うのではなくて、はてなだけでなくその他のネット活動も含めて全てから身…

ブックマーク

いまさらだけれどブックマークを導入してみた。6/29日「身勝手の覚悟」などで触れたが、日ごろの巡回先にせよたまたま訪れたところにせよ、何か反応してみたい記事にめぐり合うということがある。そんな時すぐに何かを書ければそれでよいのだが、わたしは自…

独白として

これ、まさか素じゃないよね・・・。いや、トラバくださったIさんが大ウケしているのが目に浮かびますが、たぶん信じがたいけど素なんだよな、これ。とりあえずマジレスしておこう。

無題

6/28付けの一連のコメント等に関して。 今回のことでご迷惑をおかけした方々、ご不快な思いをさせてしまった方々、またご心配いただいている方々、本当に申し訳ありませんでした。 ひとつだけ立場を述べさせていただきます。 コメントやトラックバックをくだ…

身勝手の覚悟

これも義理というわけではないが、何となく済まなく思っていること。 しばしば拝読させていただいている日記や、いや、たまたまなにかの偶然で訪れたようなところにせよ、記事を見て、何か言わなければならない、何か伝えなければならないと思うことがある。…

弾劾の日

義理を欠いてばかりいる。義理と言うと言葉が違ってしまうが、わたしの行動規範(モラル・主義、他)として、こういう場合(時、事件、できごと)にはこうしなければならない、と自分で思っていることができてない。それを義理のように感じているのはたぶん…

ネイティブ

(十分ほど立ち話した後) 欧米人(♂):日本語お上手ですね

旅人

(先生と入れ替わり教室を出ようとしました) 講師(♂):きみはどこから来たのか、そしてどこへ行くのだろうか。

終章へ向けて

語り始めた物語には必ず結末をつけなければならない。わたしはそう思っている。職業作家であれば、それは当然の義務であろうし、そうでないわたしにとっても、自分が物語を始めざるをえなかったことへの義務であると思っている。くだらない意地なのかもしれ…

お水

(学会にて) 先輩A(♀):***くん、スーツすごくよく似合うね 先輩B(♀):うん、気持ち悪いくらい。ホストみたい

心ここにあらず

(こんにちわと声をかけられたので、挨拶を返しました) 後輩(♀):あ、聴こえてたんですね

意識の流れ

(だらだらとメールをやりとりしていました。内容もだらだらです) 受信:意識の流れでメールしないでください 注:意識の流れ(stream of consciousness) 文芸用語。作家によって傾向はそれぞれ異なるが、人物の意識をあるがままに言語以前のものまでもを掬…

走り書き

できるうちに書いておかねばならないこと。いずれ、また別の形で書き直すかもしれない。昨日の出来事と頭痛。それは異質な、言い換えればわたしにとっては特別な、滅多にない啓示のような事件だったが、過去のどこかで似た体験をしているという感覚があった…

案山子

手元に読むものがなくなって、数日分自分の日記を見直していた。脈絡も前後関係も無いことばかりが並んでいる。昨日見上げた風景のように何もかもがいびつである。三条河原町を市役所方面へ上がっていくと、通りの東側、小さな教会を越えたあたりに古いホテ…

六月の鐘

出かける予定が夕方になって土曜は午後まで片づけをしていた。大掃除の名残というわけではないが、クローゼットや衣類入れの中を総ざらいしてクリーニングから帰ってきた衣服を片づける。畳んであったYシャツやパンツももう一度開いて畳みなおして、ベッド…

はしたない雑記

兎にも角にも少し整理してみよう。わたしは確かに焦燥している。早いところ、なんとかこれを抜け出さなければと思っている。自分はいったいどうなっているのか、その原因はなんなのか、周りでなにがおこっているのか、わたしにとれる対応はなにか。 起きてい…

独白する失調

長い話になりそうなので自販機で買った小ぶりのお茶を半分くらいとショートホープの一本分の覚悟を決めた。長い話というのはこれから書こうとしていることで、もちろん覚悟が必要なのはそれを書いているわたし自身のことである。どうも、どうしようもなくあ…

クズとして

破れかぶれの精神というのが好きだ。いや、別に好きなわけじゃないが、しょっちゅうそんなふうになっていた。破れかぶれと言っても、なにもかも嫌になり自分を傷つけ自暴自棄に他人まで巻き込んで破滅してやろうという破れかぶれとは違う。普通にこの言葉を…

悪いめぐり

やれやれ。村上春樹の主人公ならきっとそう吐き出すだろう。やれやれ。最近わたしの周りは、そんなため息をつく以外どうにもならないことばかりである。うまく行かない時なんてそんなものかもしれないが、地面に降り積もった悪意や敵意や行き違いが時を定め…

刺された言葉

どうもいろんなところで不義理を重ねてしまっている。日常に限らず、ネットの中でも。それこそこのはてなの中でも。もともと人間関係などどうでもいいと一方では常に思っているわけで、そんなわたしが義理を欠きがちになるのは仕方のないことかもしれない。…

楽園の言語

6/16「思考の肉体」の続き。 前回さわりとなるようなことを書いた。直後の記事で述べたように(それは、情けない話だがいいわけに過ぎない)、今なんとしてもはっきりさせておきたいことが自分自身の中にあって、そのために始めた話題であるのにどの一つにも…

妖精のいる居間

眼鏡が朝から見つからない。わたしは普段眼鏡をかけない。それに何か理由やこだわりがあるわけじゃない、ただ眼鏡をかけるという習慣が自分の生活の中に根付いていないというだけである。大学入った頃の視力は左右とも2.0を越えていた。ひそかにそれを自慢に…

遠い友人

春日井に女友達がいる。わたしは彼女の名前も知らない。 わたしは彼女の何も知らない。顔の輪郭を描く曲線、電話越しいつもの挨拶と声の抑揚、160を越えない身長、左右非対称な鼻の形、窮屈な大足、スタイルの肉感とバストのサイズ、似合わない細身のネック…

バトンを落とす

tetsu23さんとishmaelさんからミュージカル・バトンというものを頂いた。上記のように、今ロクでもない精神状態なのでロクでもないことを書きそうである。恐らくお二人ともわたしに渡すのはdead-letter officeに手紙を書くようなものだとはご理解いただいて…

幸福な酔っ払い

久しぶりに、本当に久しぶりに、気持ちよく酔っ払う。 午後から読書会に出席。その後、外国から招いた先生の講演があると言うのでそのまま出る。すぐ帰るつもりだったのだが、先生を交えてお酒を飲みに行くというので後輩に引きずられるようにして飲み屋へ。…

メモのためのメモ

articulateすることとnarrative 仮装の関係 Benjaminの言語観とその限界 Sapir-Whorf hypothesis

支離滅裂なこと

先週の金曜くらいに上の記事を書き始めたのだが、どうやってもまとまらない。当初語りたかったこと、自分の中ではっきりとさせておきたかったことを、すべて余すところなく書こうとすると、まったく先に進めなくなった。授業や急用などで忙しくなったことも…